
アライアンスって最近よく聞くけど、どういう意味?
営業マンには関係あるの?
こんな疑問に答えます。
経済のニュースや新聞に最近よく出てくるようになった「アライアンス」というコトバ。
直訳すると「同盟」「提携」というコトバですが、ビジネス用語としてはどのように使われているのでしょうか?
今回は「アライアンス」について、意味や使い方、実例をご紹介します!
アライアンスとは
アライアンス(alliance)とは、互いの強みを活かして企業同士が事業提携することです。
A社とB社がアライアンスを結ぶ(組む)
という風に使われます。
最近では企業同士の合併や業務提携が活発に行われているため、アライアンスというコトバをよく耳にするようになってきました。
これから人口が減少していき、国内の市場規模が小さくなっていくことが避けられない日本において、企業が自社の力だけでなく「アライアンス」で協力し合うという流れがこれからも加速していくでしょう。

個人事業主や営業マンの世界でもアライアンスは活発ですよ!
アライアンスの仕組み
アライアンスは、2つ以上の企業が共に利益を生み出すために業務提携するので、お互いが利益を得られるように「Win-Win」の関係で事業提携する必要があります。
よくあるのが「マーケットホルダー」と「コンテンツホルダー」のアライアンスです。
- マーケットホルダー:顧客リストを大量に保有している企業
- コンテンツホルダー:顧客に提供できる量質な案件を保有している企業
「マーケットホルダー」は、自社でたくさんの顧客リストを保有していますが、自社の製品はすでに買ってくれているため、これ以上自社で売るものがないという悩みを持っています。
「コンテンツホルダー」は、良質な製品やサービスを保有していますが、マーケットを持っていません。
マッチするマーケットにさえアプローチできれば、必ず喜んでもらえる!けどマーケット開拓できていないのが悩みです。
両者の悩みを解決するために「アライアンス」を組むんですね。
例えば、クレジットカード会社は、クレジットカードの普及によって、たくさんの顧客を抱えています。

顧客はたくさんいるから、顧客リストを有効活用したいなぁ…
そこへ格安スマホの会社が

うちのスマホに乗り換えたら固定費削減されて、めっちゃお客さん喜びますよ~!
売れた分だけ手数料払うので提携しましょう!
という提案をしてきます。
そこで、クレジットカード会社と格安スマホの会社が「アライアンス」を結びます。
クレジットカード会社は、顧客リスト全員に「格安スマホに乗り換えると○○円お安くなります!ご相談はコチラへ」という案内を出します。
格安スマホの会社は、案内から販売できた格安スマホの売り上げの数%を、クレジットカード会社に手数料として支払います。
クレジットカード会社は「顧客リストに案内する」ことで手数料を得られ、
格安スマホの会社は「手数料を払う」ことでマーケットを開拓することができます。

Win-Winの関係ですね。
アライアンスは特別なことではない
「アライアンスを組む」とか言うと、すごいことのように思えますが、かなり身近なところでも活発に行われています。
例えば、iPhoneのメーカーは「Apple」ですが、販売会社はソフトバンクやドコモだったりしますよね。これも「アライアンス」のひとつです。
営業マンは、マーケットホルダーと「アライアンス」を組むことができれば、飛躍的に売り上げが伸びることがあります。
「自社の商品を提供すると、最も喜んでくれる顧客群をたくさん抱えているのは誰か」を常に考えて、一気に市場を広げるためにアライアンスを積極的に組みましょう!
今回は「【ビジネス用語】アライアンスとは?【Win-Winで相乗効果を狙う】」という内容でした。
アライアンスを組むためのマーケティング思考について知りたい方はコチラ↓

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