
人生の目標ってどんな風に決めたらいいんだろう…
考えても考えても、しっくりくる目標が決まらない…
本を読んだりセミナーに参加したりすると、「人生の目標設定」という項目が色んな所で登場します。
人生の目標なんて考えたことないし、生まれてきた意味や生きる目的なんかを考えだすと、どれだけ考えてもしっくりくる答えが出てきませんよね。
そして、「みんなどんな風に人生の目標を決めてるのかな…」と検索してみて、このページにたどり着いたのではないでしょうか?
はっきり言うと、どれだけ時間をかけても人生の目標は見つかりません。
この記事では、「人生の目標が見つからない理由と、人生の目標の決め方」について書いています。
人生の目標が見つからない理由
人生の目標なんてない

そもそも人生の目標なんてないんです。
- なんのために生まれてきたか
- この世に生まれてきたワケを知りたい
- 私はこの人生で何をすべきなんだろう
と、人生には何か果たすべき目的や、生まれてきたことに意味があるように思いたい気持ちは分かります。
でも、どれも人間が勝手に決めただけで、本来は人生には何の意味もありません。
生きたいから生きている。これだけです。
探している間に一生が終わってしまう

当たり前のことですが、そもそも存在しないものを探し続けても見つかるはずがないですよね。
そんなことしている間にどんどん時間は過ぎて行ってしまいます。
そのまま一生が終わってしまうと、あなたの人生は「人生の目標を考えるため」の人生になってしまいます。
そんな人生、笑えませんね。
でも、世の中には立派な人生目標を決めて、その目標に向かって生きている人がいることもまた事実です。
なので、人生の目標が必要ないという話ではありません。
人生の目標をもって生きている人は、思考がスッキリしていて判断が早いですし、人間的にも魅力的に見えますよね。
では、どうやったら自分の人生の目標を掲げられるのでしょうか。
目標は「見つかる」ものではなく「決める」もの

人生に目標や目的を持って生きている人は、もともと目標や目的を持って生まれてきたわけではなく、大人になってから人生の目標を決めたということです。
人生の目標は、見つける・探すではなく、決める。
なので、自分探しの旅にいくら時間を使おうとも、人生の目標は一生見つかりません。
どれだけ頭を抱えて考えこもうが、人生の目標は湧き上がっては来ません。
とにかく決めることが大切です。
人生の目標を決める方法

「人生の目標」と言われると、「世界平和」みたいな大きなことだったり、「生まれてきたことに感謝し、かかわる人のよりよい人生に貢献する」みたいな立派なモノを考えてしまいがちです。
でも、そんな自分が使い慣れてないコトバや、思ってもないような耳障りのいいコトバを組み立てたって、あなたの心には一切刻まれません。
今の自分にしっくりくるコトバや表現で目標を決めるために、私が目標設定するときの手順をお伝えします。
こうなったらいいなを書き出す

まずは、自分が求めているものを書けるだけ書き出しましょう。
私の場合は、
- 家族と過ごす時間をたくさんとりたい。
- 子供にたくさんの経験をさせたい。
- 両親に親孝行したい。
- 一生収入が確保できる方法を確立したい。
- お客様に「ありがとう」って言われたい。
- このブログを読んだ人に元気を与えたい。
とかですかね。
今の自分が考えられる「こうなったらいいな」という状態を、紙に書けるだけ書きましょう。
私の場合、ゆったり落ち着ける場所でリラックスして、ボケっとして書いた方がいい項目が出てくるので、近所の人が少ない喫茶店で考えたりします。
「こんなちっぽけなこと書いても意味ないかな」とかは考える必要はありません。
とにかく頭に浮かんだフレーズはすべて紙に書き留めるつもりで取り組んでみてください。
たくさん書ければその方がいいですが、5個や10個だけでも書ければ大丈夫。
この辺の手法は以前の記事『営業マンが目標設定しても達成できないたった1つの理由』でも書いてますので参考にしてみてください。
とりあえず決めてみる

リストアップした中で、「特にこれは大事そうだな」という項目に〇をつけていきます。
多くても〇をつけるのは5つくらいまでにしておいてください。
5つに絞り込めましたか?
はい。その5つが今のあなたの人生の目標です。

そんなに簡単に決めちゃっていいの?
って声が聞こえてきそうですが、まったく問題ありません。
ここで決めた人生の目標を生涯背負って生きていくわけではないですから。
「あの時はこう思ってたけど、やっぱりこっちの方がいいな」と思ったら変えればいいだけの話じゃないですか。
ちなみに、私が最終的に絞ったのはこの4つ。
- 家族と仲良く楽しく暮らす
- 自分の力で人に頼らず一生稼ぐ力を身につける
- 人の役に立てる人間になる
- 自分の心に正直に、自分の人生を生きる
これが今の私が考えうる人生の目標です。
自己啓発の超有名著書である、7つの習慣では人生の目標を1文にして「ミッションステートメントをつくれ!」とか言ってますが、別に1文に無理にまとめなくても、箇条書きでいいと思っています。
誰かに発表するわけでもないし、自分が分かればいいですからね。
とにかく人生の目標なんてそもそもないモノなので、そんなことを考えている時間がもったいないです。
サクッと決めてしまって、今やるべきことに集中しましょう。
たまに読み返して修正する

人生の目標を決めて、どこかにメモでもしたら、いったん頭からスコーンと忘れてしまいましょう。
何度も言いますが、人生の目標という存在しないものに対して、自分で勝手に意味づけしただけですから、そんなことを毎日毎日考える必要はありません。
思い出すのは、数か月後、1年後でいいです。
そして「あの時こんなこと考えてたのか」とか「もうちょっとこうした方がいいな」とか、考えに変化があればしっくりくるように修正します。
ちなみに僕がさっき書いた人生の目標は、1年前に書いたものをそのまま書いたんですが、ちょっと修正したいなってトコロもあります。
この修正の作業をするたびに「成長」を感じられることが多いです。
私は独身の時からこの目標設定をして毎年更新していますが、結婚したり子どもが生まれたりするたびに価値観が変化していくのが確認できます。
この価値観の変化こそが「成長」だと思っています。
目標設定も日々の生活の中で検証しながら、PDCAサイクルを回してより良いものにしていくってことですね。
まとめ

何度も何度もしつこいかもしれませんが、そもそも人生の目標なんてないです。
生まれてきた意味なんてないし、生きることに意味なんてない。
だから探そうとしても見つからなくて当然なんですよ。
ないものを探すことに時間と労力を費やすなんてほんとに無駄なので、サクッと決めて、本当に必要な目の前のことに集中した方がいいと思います。
人生の目的なんて考えてなくても、成功する人はいるし、幸せな人もいる。
これ以上、幸せの青い鳥を探して無駄な時間を過ごさないでほしいなと思ってこの記事を書きました。
今回の記事は「人生の目標を探すなんて無駄!自分探しの旅はもうやめにしませんか?」という内容でした。
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