大阪で大きな地震があったり、大雨で大きな被害が出いますね。(2018年7月現在)
こういった有事の時にこそ、営業マンの心構えや思想が浮き彫りになります。
営業マンは営業マンの仕事が「こんな時に仕事のことなんて考えられない」のか、「こんな時だからこそ何かできることはないか」なのか。
正しく目標設定をしていればあなたが判断に迷うことは絶対にありません。
判断に迷わないために
いざというときによりよい判断の基準となるのが正しい目標設定です。
それをこれからご説明していきます、
目標とは、なりたい自分になるための手段
目標を設定するとき、その目標を達成したときに得られるモノをイメージすることが大事だと以前『営業マンが目標設定しても達成できないたった一つの理由』という記事でも書きました。
まだ読んでない方はぜひ一度目を通してみて下さい。

目標の先には得たい感情や状況があるわけです。
例えば、「高級外車を買う」という目標の先には、「高級外車に乗っているオレ、カッコいい!」とか「デートに乗って行ってモテたい」とかいう目的があるわけです。
逆に言うと、「カッコいいオレ」になりたいから、「モテたい」から高級外車を買うってことですよね。
この場合、「高級外車を買う」というのは「カッコよくなってモテる」という目的を果たすための手段なわけです。
目標は変わってもいい
目標は変わってもいいんです!
さっきの例でいうと「カッコよくなってモテる」ことができれば「高級外車を買う」以外の手段でもいいんですよ。
「起業して成功する」でもいいし、「筋トレしてマッチョになる」でもいい。
とにかく「カッコよくなってモテる」ことができればなんでもいいんです。
一度決めた目標を変えちゃいけない決まりなんてありません。
あなたが本当に得たいモノに向かうのであれば、その通過点である「目標」を変えることも大切です。
正しい目標設定はとるべき行動の選択の基準になる
例えば、「社内でトップセールスになる」ことが目標だったとして、今回のような地震が起きた時、災害現場に居合わせた営業マンであるあなたがどう行動するか。
そこで考えるべきは「なんのために社内でトップセールスになりたいんだっけ?」ということです。
もしあなたが「実家の母ちゃんに頑張ってる姿を見せて親孝行したい!」という目的であれば、「こんな時でも休まず営業することで母ちゃんが喜んでくれるはずだから頑張ろう!」や「こんな時は仕事ほっぽっりだしてでも人助けする姿を見せた方が母ちゃん喜ぶだろうな」など、様々な選択ができるはずです。
この時、自分が本当に得たい感情や状況をはっきり認識していればしているほど、思考がシンプルになり、とるべき行動を即断即決することができるようになります。
以前、阪神淡路大震災の時にプルデンシャル生命という外資系生命保険会社のライフプランナー(営業マン)が、自身も被災している身でありながら「お客様のために」という信念のもと、ガレキの山と化した街をお客様を探して1件1件歩いて安否確認したという話が有名です。
「営業マンとはこうあるべき」という心構えがとても勉強になる本ですので、読んだことない方はぜひ読んでみてください。
人間の本質は、いざというときの咄嗟の判断に現れる
私が新人営業マンの時に、私のうっかりミスがきっかけでお客様から大きなクレームを受けたことがありました。
そして、上司といっしょにお客様のご自宅に謝罪にうかがいました。
お客様はひどく怒っていらして、阿鼻雑言を浴びせられ、涙ながらに謝るしかありませんでした。
そして、お客様から「こんなクズみたいな営業マンを部下にもってアンタも大変だな」という、人格を否定する暴言がとびだしたその時、私の上司は言ってくれました。
「確かに彼はミスをしましたが、クズと呼ばれるような人間ではありません。お客様のことを心から思いやって活動しています。だからこそお客様も彼からご契約頂いたのではないでしょうか。今回のようなミスは2度とないよう私が厳しく指導します。本当に申し訳ありませんでした。」
その瞬間、僕は今までの倍くらいの涙があふれてきて、「一生この人についていく!」って心から思いました。
そのあとその上司は独立して起業していきましたが、今でも人生の先輩として親しくお付き合いさせてもらっています。
自分が得たい感情や状況がはっきり決まっているからこそ言いにくいことも言えるんですよね。
正しい目標設定をして思考をスッキリさせ、日々の行動の選択を即断即決で行いましょう!
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