
- もう仕事は終わったのに、周りが残業してるから帰りづらいな…
- 定時の直前に仕事を振られて断ることが出来ずに残業するハメに…
- 定時で返ってもっとプライベートを充実させたい!
というあなたに書いています。
最近では「残業=悪」という風に世論が変わってきていて、上場企業をはじめとする大規模な会社では労働改革が進んでいます。
ですが、一方で中小企業となると、慢性的な人手不足が問題で、少ない人員で業務をこなすためには残業を余儀なくされることもあるでしょう。
業務があるならまだいいのですが、一番よくないのが「雰囲気残業」です。
自分は業務が終わっているのに、社内の雰囲気的に帰りづらくて会社に残ってしまうということはありませんか?
上司の目を気にして帰りたくても帰れないのって、けっこうストレスたまりますよね。
私はプロの営業をしていますが、労働時間は週平均30時間ほどですので、一切残業と言う残業はしていません。
毎日6時までには保育園に子どもを迎えに行っているので、家族との時間が毎日とれて日々幸せを感じています。
今回は、「定時退社したくてもできない人へ、残業をし続けると今後の人生がどうなっていくのかと、定時で帰るためのな対策」をお伝えします。
残業がダメな理由
生産性が下がる
業務の時間が長くなればなるほど、働く人の生産性は下がります。
パーキンソンの第一法則でも言われているように、業務時間が長くなればなるほど、それに合わせて仕事を終わらせるように無意識に調整してしまいます。
パーキンソンの第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
そもそも人間の集中力はそんなに長時間続きません。
短時間で集中して業務に取り組んだ方が効率的です。
特に、夜間は脳のパフォーマンスが落ちますので、仕事の質も低下してしまいます。
もし、残業しなければ業務が片付かないのであれば、それは働く側のパフォーマンスが低いか、会社の経営体質として人員の補充を怠っているかのどちらかです。
もし前者であれば、働き方を見直す必要がありますし、後者であれば働く会社を見直す必要があります。
インプットが減る
残業をしていると、「平日は会社と自宅との往復になってしまう」という人も少なくないのではないでしょうか?
もし定時退社が実現したら、もっと自分の自己成長のために時間を使えたり、家族や友人と過ごす時間に充てることができます。
社内でのインプットだけでは、会社関係のネットワークや情報だけで、どうしても偏りが出てしまいます。
社外での活動が増えると、会社とは関係ない人的なネットワークや情報に触れることができ、あなたの人生を、より豊かにするインプットができる可能性が高まります。
社外でのインプットを社内でアウトプットすることによって、仕事とプライベートの相乗効果を狙えるため、積極的に社外での活動に時間を使った方がいいです。
残業代が会社の財務を圧迫する
あなたに支払われる残業代は、企業にとっては経費となります。
もし多くの社員が、雰囲気残業をしていると、払わなくてもいい残業代で人件費がかさんで、会社の財務が圧迫されてしまいます。
会社の財務が悪くなると、残業禁止、給料カットなどが起こり、社員にとってはデメリットしかありません。
しかし、残業代が減ると、会社に利益が残りやすくなるため、会社の成長・発展に資金を投入してさらに利益を増大させ、それが社員へ還元されます。
一時的に残業代をもらってトクをするよりも、長期的に見て会社をよくしていく方が、働く側にとってはメリットが大きいと思います。
残業OKは悪しき企業文化
残業を良しとする会社もあれば、徹底的に業務時間内での業務遂行を求められる会社もあります。
おそらく残業をするのが当たり前の会社で働いていた人が、急に業務時間内での業務遂行を求められても、十分なパフォーマンスを出すことはできないと思います。
残業を許されているというのは、企業側の甘やかしでもあるわけです。
残業が許されている会社で働き続けると、転職したりフリーランスになった時には、自分の生産性の低さに苦労することになります。
会社ではなく、社会で通用する人材になるためには、時間内に仕事を終わらせることは初歩の初歩のビジネススキルです。
残業せずに帰れる人になるために
自分の人生を真剣に考える
自分の将来を考えた時に、これからずっと今の会社で働くことがイイことだと思いますか?
毎日気を遣って残業して、プライベートな時間を残業のために消耗しながら働き続ける人生は、私には耐えられません。
定時で退社できるのであれば、もっと家族と過ごす時間をつくりたいですし、趣味や自分の好きなことに時間を使いたいと思います。
そもそも、家族と幸せな時間を過ごすために働いているという部分が大きいので、その仕事で残業や休日出勤があるがために、家族との時間が奪われるのは本末転倒です。
自分にとってどういう状況が幸せか?を真剣に考えた方がいいと思います。
会社は一つだけじゃないし、働き方も無数にあります。
今の会社で一生働く気がないのであれば、会社の人間関係ばかり気にしているのはナンセンスなので、周りの目は気にせずに定時退社しましょう!
転職も視野に入れる

そうは言っても、急に定時退社なんて気が小さい私には無理…
という方は、いっそのこと残業がない会社に転職するという手も考えてみてもいいと思います。
会社が労務管理の体制を変えない限りは、あなたが働いている間はずっと残業のストレスに悩まされることになります。
もしあなたが今の会社しか知らないのであれば、今の会社の常識が世間の常識だと思い込んでいると思いますが、実は会社によって社員の待遇や働き方は全く変わります。
私は、新卒で入った会社で給料が鬼のように少なかったのですが、この業界はそんなもんなんだろうなと勝手に思い込んでいました。
ですが、たまたま知り合った同業他社の営業マンが私の1.5倍の年収だという話を聴いて、自分が働いていた会社がいかに低賃金だったかに気づきました。
知らないってホントに怖いことです。
ちなみに、私が勤めていた会社は、全く同じ状況で存続しています。
同期が数名働いていますが、いつも愚痴ばかりで収入が低いことを嘆いています。
私が転職や独立を勧めても、

そうは言っても家庭があるし…
転職しても今より給料よくなるか分からないし…
とリスクを恐れて動き出せなくなっているみたいです。
私は25歳で転職しましたが、早く転職していて良かったなと感じています。
今でもずっと同じ会社に勤めていて、同期達とグチを言い合っていたと思うとゾッとします。
転職するかしないかは、色んな会社と自分の会社とを見比べて決めればいいと思うので、まずは転職支援サイトへの登録をしてみることをおススメします。
今は条件を伝えるとしっかりと転職エージェントの担当者さんが希望の条件の企業をマッチングしてくれますので、昔みたいに

残業ナシって書いてあったのに、めっちゃ残業させられる…
ということもありません。
20代であれば、20代専門の転職支援サイトがあるので、そちらがおススメです。
まとめ
政府の働き方改革のために、多くのサラリーマンが残業時間が減り、給料が減ったことを嘆いています。
厳しいことを言うようですが、それがその人の本来の生産的価値なんだと思います。
今までは、労働時間の対価として給与が支払われていましたが、これからの時代は生み出す価値を基準とした対価が払われる時代になると思います。
たとえ新入社員でも、生産性の高い仕事をすれば、社長より高い収入をとることができるようになるかもしれません。
これからは労働の長さではなく密度が大切です。
密度の薄いただ長いだけの働き方には早く見切りをつけて、自分の人生にプラスになるような仕事をしましょう。
今回は「定時退社したくてもできない人へ。残業があなたの人生にマイナスしかない理由を解説」という内容でした。
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